2014年3月1日(土)
栃木県の那須ハイランドパークに
『機動戦士ガンダム 特別展』がオープンしました。
那須ハイランドパークでは2005年より2年に一度、那須ハイランドでガンダムワールドを開催しいました。
それが後に、パッケージ化した企画商品としてパッケージ化され、各地のイベントとしても開催されるようになりました。
今回は、ガンダムワールドではありません。
それだけに、今までとは方向性が違った展示イベントになって居るのでは無いかと事前に予測していました。
那須ハイランドパークから出ていた情報は以下の
《青文字》の内容だけ。
栃木県・那須高原の遊園地「那須ハイランドパーク」では、巨大ジオラマと立体展示でガンダムシリーズの世界を体感できる「機動戦士ガンダム」特別展が3月1日(土)にオープンする。
特別展では、史上初となる「実物大ザク整備工場」が再現され、2階展望デッキからはジオン公国軍指揮官のように整備中のザクを見ることができる。メインの展示物“史上初となる実物大ザク整備工場”の情報も出ておらず、まったく想像ができません。
さらに、「椅子」が登場する作中の名シーンを忠実に再現し、実際に座って記念写真が撮れる「メモリアルフォトコーナー」が設置されるほか「椅子」をテーマとは、今までに例が無いコンセプトなので使い回しでは無い展示が見られるのでは無いかと期待してしまいます。
歴代ガンダムの年表やガンダムクイズ、1/10スケールで作られた4体のガンダムの立像、ガンダムシリーズのトイ&ホビーの歴史なども展示され、かつてないスケールのイベントとなる。1/10のガンダムと言えばイベントでは定番となっている展示物。
昨年末のガンダムワールドでは“シャア専用ズゴック”が初登場していましたが、今回は初登場があるのか注目です。
また、併設されるイベントショップでは、数多くのイベント会場限定グッズやガンダムグッズの販売が行われる。限定のガンプラなどは発表されていませんが、過去に発売された限定ガンプラが再販されるのでは無いかと予測しています。
日本最大級のトイのテーマ館「BANDAI・キャラクター トイスタジアム」をリニューアルしてオープンした「機動戦士ガンダム」特別展では、もう一つの魅力でもある「おもちゃミュージアム」にて、各国の貴重なアンティークトイや、エジソンが発明した数々の製品を展示。これは、栃木県のバンダイミュージアム(静岡のガンプラ工場とは別の施設)で展示されている物が出張してきているのでしょう。
富野監督の作品なども収蔵されていたので、それが来てはいないかと少し期待しています。
開催期間:2014年3月1日(土)? 2015年1月5日(月)
入場料:無料(那須ハイランドの入園料は必要)
場 所:那須ハイランドパーク内の「BANDAI・キャラクター トイスタジアム」にて開催。
と言う事で、初日に行ってきました。
電車だけでは非常に行きづらい場所なので、友人の車で連れて行ってもらいました。
那須はペンションなどが並ぶ避暑地であり、観光施設がたくさん有ります。

近隣ではパークの看板よりも『機動戦士ガンダム 特別展』の方が大きく出されており、そのチカラの入れようが伺い知れます。

11時頃に到着しましたが、オフシーズンはそれほど観光客の来ない場所で、雨が降って霧がかっていることもあり、客は殆どいませんでした。


以前、ウルトラマン関連の展示やレゴを使った展示物が常設されていた場所です。
目印として、キャプテンガンダムが置かれています。

薄々、気付いては居ましたが、ガンダムワールドで使用されるイラストが使われています。

入口脇にも・・・



こちらにも・・・



入口からガンダムワールドの気配がかなり漂っています。
もしかしたら、このイベントはガンダムワールドの派生かもしれません。
では、入場します。

入口横には、かつて販売されていた品が並んでいます。



以前のレゴワールドの名残なのか・・・ガンダムのレゴが中央に。

ドアをくぐると、このイベントのキービジュアルがお出迎え。

順路は、まず右へ。

ガンダムワールドでよく見かける、ロボットアニメ初期を解説したパネル。

過去のイベントではパネルだけで終わっていましたが、今回は現物も含めた展示になっています。
1963〜 手塚治虫&横山光輝の世界




1972〜 永井豪の世界



1976〜 長浜忠夫の世界



1977〜 富野由悠季の世界






こちらも、イベントで何度も見ているガンタム企画段階のパネル。

突き当たりには、1/12のガンダム。


左折します。

両側に、見覚えのあるパネル。

定番の、映像作品の年表。

ファーストテレビシリーズから三部作までのパネル。

定番のパネルですが、今までよりも少しだけ掘り下げたモノになっています。
クローバーからバンダイへの流れ。



『アニメ新世紀宣言』について。

私がガンダムを追いかける切っ掛けとなったイベントでもあります。


通路を抜けると、頭部と胸部で構成された
実物大のシャア専用ザクが待っています。
「整備工場」という文字から量産型を想像していましたが、まさかシャア専用とは。

実物大と言っても、頭部と胸部しか有りません。
それを逆手に取り「シャアに納品するにあたり、全てをイチから組み直しカスタマイズした」と思えば、この空間も楽しめるかも知れません。
頭部は、以前からイベントを巡業していたシャアザクの物のように見えます。
それに胸部を追加した物が、
今回の実物大シャアザクだと、私は推測しています。
構造は、台場のガンダム立像とは比較できないほど簡素な物ですが、薄暗い照明が助けとなっている印象です。

シャアザクの前には、撮影がしやすいように、やや奥まった場所が作られています。


青みがかった照明が当てられていますが、定期的に色味が変わります。

ほんの30秒ほど、照明が真っ赤になります。


モールドとマーキングは控え目です。


足元には、演出としてメカっぽい物が転がっています。
もう少しジャンクパーツを増やすか、床自体の素材を換えて欲しいところです。

メカっぽい物の中でも、大きなモノにはジオニック社のロゴが入っています。




ここが、撮影スポットとして考えられた場所の様です。

ここでは近すぎてザクの顔が見えません。

一旦離れて、順路を進みます。

ザクの左手側を通過します。

以前から見かけるパネルです。

胸部の左側面です。




左腕の接合部は、巨大ガンプラといった感じでシンプル。

これらのLEDのかたまりが、定期的に色を変えています。

このように真っ赤に。

ザクとは反対側(進行方向の右側)には階段があり、その向こう側にも乱雑に置かれたメカ物が転がっています。

ジオンの整備工場、しかもエース機のカスタマイズをする工場は、こんなに雑とは思えないのですが。

ほんの数メートル先の突き当たりにはシャアが待っています。

シャアのスタンディと一緒に長いすも用意されています。

以前、ガンダムワールド用に作られた「シャア・アズナブルの軌跡」が上映されています。
(内容は、既存映像の再構成です)

振り返ると実物大シャアザクの背面。
足場が組まれ、野暮な背面は見えづらくなっています。

先程、右手に見えていた階段を上がっていきます。

今度は、実物大シャアザクを見下ろせます。



階段を上りきったところで、シャアザクとは反対側に展示スペースがあります。
「せっかく実物大の世界観に浸っているときに、なんで展示物を見せる?」と思ってしまいました。

〈1979〜80年代 放映当時のトイ各種〉

カード類

電子ゲーム機

ダイカスト合金玩具

〈80年代にブームとなったガンプラ〉


MSV

フルカラーモデル

イロプラ

〈ディフォルメされたガンダムたち〉

ガンダムクロスやカードダス



元祖SDガンダム

〈80年代〜近代までの完成品トイ〉


ガンダム フィックス フィギュレーション

MSイン ポケット

リアルタイプ武者ガンダム クロス

MSイン アクション

〈ゲームソフト・カードゲーム〉


ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、のゲームソフト

ガンダムウォー、トライエイジ、のカードゲーム

ここまでは、過去の商品群。
〈現在進行形のガンプラやトイ〉



実物大のシャアザクを見下ろしに階段を上ったら、こんな展示物がたくさん・・・
ブログではそのように見えますが、実際は
見なければ気にならないので、実物大のMSを見下ろす世界観に没頭したければ、これらの展示物は無視すれば良いのです。
ザクの前には突き出した足場が有り、かなり近くまで接近できます。


足場の下は、先程の撮影スポット。

その、突き出した部分から撮影。


胸部の上にはジオニックの文字。

側の足場には、何かの整備に使ったであろう計器類が・・・

見下ろすと、あらためて巨大感があります。

ここにも、何かの整備に使ったであろう計器類(その2)


何かの整備に使ったであろう計器類(その2)が少し邪魔ですが、この不自由さが工場なのかもしれません。






登ってきた階段と逆側にある階段から下ります。




シャアザクの真後ろ。

頭部を後ろから。

シャアザク背面の通路は、左右が繋がっているので行き来できます。
この先の順路には「1/10スケールで作られた4体のガンダムの立像」がありますが、新規は無さそうです。


ゼータ

エクシア

ダブルオー

AGE-1 ノーマル

新規でビルドストライクを期待していましたが、あれは「実物大=1/144」なので、このスケールの物は作られないのでしょう。
背中を見つつ、順路を戻ります。



1/10 ユニコーンガンダムは、各地でのガンダムUC展で巡業中なので、宇宙世紀からはゼータの展示となったのかもしれません。

ガンダムワールド用に書き起こされた定番のイラストは、新作が登場する毎に追加されていくので、初期の頃と比べても、かなりの量になっています。








ビルドストライクも、前回、幕張でのガンダムワールドより追加されています。

主要キャラによる名ゼリフカットも増えています。



セイとレイジが追加されています(AGEはフリットのみでアセムやキオは居ないのに)

ガンダムのデザインを比較するパネル。

ビルドファイターズのガンダムが3体追加されています。

4体のガンダムが並ぶ細長い通路を抜けると、最後の展示です。

ガンダムワールドでは定番のクイズ、実物大シャアザクにちなんで、シャアに特化したクイズが揃っています。

池田秀一さんのパネル内容は、概出の物。


こちらが、椅子をテーマにした「メモリアルフォトコーナー」

白いスーツの男がバーカウンターに座っています。

『シャアのいるバー』

シャアの隣の椅子に座っていいそうです。

ギレンの演説を聴いている例の場面ですね。

うつむき気味で、あの台詞をつぶやく前のように思えます。

椅子に並んで座るよりも、コインを差し出し「それは私に奢らせてもらおう」と声をかけてみます。

その隣は・・・
『デギン公王の椅子』

恐れ多くも公王の椅子が用意され、その周囲にはザビ家の皆さんが勢揃い。



座面の広い、公王に相応しい椅子です。

背もたれの上部には、権威を示すようにあしらわれた装飾が再現されています。

そして、頭上に掲げられたジオンのマークは金糸で縫い込まれています。

黒くて分かりづらいですが、デギンに成り代わってザビ家を治めてみました。

最後の椅子は、何度もイベントで見かけているコアファイターの椅子。

『ガンダム コクピット』

GFTのパイロット展のために、コクピット周辺が追加された物です。

4点式のシートベルトを装着。

目の前には、セイラさんとの通信画面が・・・

セイラさん。

最後はグッズ販売ですが、その手前に見覚えのある展示物がふたつ。





展示物は以上です。
市販品を大量に集めたグッズ販売があります。

期待していた限定ガンプラは、クリアメッキのHGアストレイが赤と青、HGビルドストライクのクリアと、チタニウムフィニッシュのMGシャアザク、この4種でした。

GFT限定のガンプラもありますが、金メッキのHGフェネクスなどはありませんでした。

ガンダムカフェからも、ファミリー層向けの品がいくつか販売されていました。

奥にはガンプラが多数。


品薄のHGフェニーチェもありました。

レジの側には・・・

GFTのPRパネル。

GFTのグッズや・・・

コスパ等で扱われる商品まで揃っています。


その他、栃木県のバンダイミュージアムからの出張展示がありましたが、殆どはガンダムとは関係ない物で、期待していた富野監督の作品もありませんでした。











結構じっくりと撮影しましたが、空いていて撮影を妨げられることも無かったので2時間で終了しました。
コスプレなどして撮影を楽しみたい方は、もう少し多めに時間を見ておけば良いのではないでしょうか。
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